「ゆっくり実況に興味を持ってるけど何だか難しそう」
という方向けに、ゆっくり実況の作り方と動画投稿の心構えを紹介しています。
ゆっくりやボイスロイドに喋らせてみたいという方のご参考になれば幸いです。
また、動画製作にあたり、便利なソフトや音・画像等の素材サイトも紹介していきますので、是非以下読み進めてみて下さい。
目次(もくじ)
ゆっくり実況と製作過程について
ゆっくり実況は音声合成ソフトを使った実況動画のことです。
人間の声ではなく、機械の音声なのが最大の特徴です。
・自分の代わりに代弁させる
・既存キャラクターを自分で動かしたい
こういった場合に用いる手法になります。
自分の声を出さずに実況動画を出したい場合に、ゆっくり実況という選択肢が浮かび上がってきます。
今だとバーチャルユーチューバーが流行っていますが、ゆっくり実況に比べると難易度が高いので、まずはゆっくり実況から初めてみると良いでしょう。
ゲーム実況やゆっくり茶番、ゆっくり解説、カバーしてみた等いろいろなジャンルでも音声合成ソフトが使われています。
音声合成ソフトのライセンスや著作権についてはこちらの記事にてまとめています。
ゲーム実況を作成する流れは以下のような感じです。
・動画の編集(最低でも3時間)
・エンコード(容量の圧縮)
・動画投稿
こんな感じです。
特に動画編集はかなり大変なのがゆっくり実況の特徴です。
視聴する側だと気楽に観れますが、製作する側はかなりの努力をしてきているということを頭に入れておきましょう。
ゆっくり実況に必要なもの
・動画編集ソフト(Aviutl)
・キャプチャソフト(PS4やパソコン、スマホ)
・気合
ゆっくり実況において大事な要素は以上の4つです。
音声合成ソフト
ゆっくり・VOICEROID(ボイスロイド)が有名ですね。
ゆっくりは無料、ボイスロイドは商品を購入する必要があります。
YouTubeの広告収入やニコニコ動画のクリエイター奨励プログラムを利用する場合、商用利用に該当します。
[amazon asin=”B06ZZFMY6B” kw=”VOICEROID2 結月ゆかり”]特にボイスロイドはライセンス規約が厳しいので、ボイスロイドで商用利用する場合は規約を1度確認しておいた方が良いと思います。
動画編集ソフト(Aviutl)
ゆっくり実況をやる場合の動画編集ソフトはAviutlが1番向いています。
フリーソフトなので無料でダウンロードでき、ゆっくりムービメーカーやミクミクダンスと相性が良いためですね。
キャプチャソフト
キャプチャソフトは画面の録画をするソフト。
例えば、PCやスマホの画面を撮ったりする場合にキャプチャソフトを使用します。
初心者の方はまずPS4かiPhoneのゲームを取り扱うのがおすすめ。
PS4はシェア機能というものが搭載されており、PS4がキャプチャソフトとしての役割を備えているため。
また、iphoneは標準で画面録画機能が搭載されおり、簡単にゲームアプリの動画を録画することが可能です。
最近では、Mirrativ(ミラティブ)等のスマホゲームアプリの配信を手軽にできるアプリが登場し、ゲーム実況のハードルは大きく下がりました。
気合(継続して作業できる根性)
ゆっくり実況は編集がかなり大変です。
初めて実況動画を作る場合は10分の動画で5時間以上かかると思います。
中には毎日動画投稿してる投稿者がいますが、彼らはいわば職人。
素人が動画を作ろうとすると最初のうちは大変な思いをして動画編集していくことになります。
細かい演出まで気を配ると正直終わりの見えない作業だと感じることも多々ありますので、ゆっくり実況には気合も冗談ではなく必要です。
動画編集で頼りになる素材サイト
効果音やBGMはフリー音楽素材/魔王魂さんのサイトをまずは覗いてみると良いでしょう。
例えば上記のシャイニングスターは結構有名な曲です
歌入りの曲や効果音、OPやEDに使えそうなものまであらゆるBGMが揃っています。
著作権にかなり緩く、個人の動画作成者にはとてもありがたいサイトになること間違いなしです。
関連記事【魔王魂】YouTubeにおすすめなフリー素材(BGM・音源・歌)を紹介
サムネイル画像ならピクサベイ
ピクサベイは無料画像が集まっているサイトです。
上記リンクよりより詳しい説明や利用方法、使用する上での注意点をまとめています。
サムネイルや場面場面の1枚絵の演出の際に使ってみてください。
その他画像素材サイトとしては別の記事にて紹介していますので、良かったらそちらをご覧ください。
動画制作の素材はこんな感じです。
素材が用意できましたら、次は素材を加工する工程に入ります。
例えば、動画のサムネイル画像(動画のタイトル画像のようなもの)には、画像に文字を入れるといった感じです。
チャンネル登録者の多い方の動画一覧を見ると、動画のサムネイル画像にも凝っていることが一目瞭然。
登場人物の画像を入れたり、単語でどのような動画かをアピールしたりすると、視聴者にとってはこれがどのような動画なのかを判断しやすくなります。
サムネイル作りはAviutlで!
サムネイルは動画のタイトル画像のこと。
ゆっくり実況の場合はAviutlをダウンロードしていると思うので、Aviutlでもサムネイルを作るのがおすすめです。
詳しい作成手順は過去記事にて公開しています。
AviutlでYouTube動画のサムネイル画像を簡単に作る方法
ゆっくり実況で人気になるには
正直なところ、最初は動画の編集に時間がかかりますし、再生数も伸びづらいです。
「10分の動画に5時間以上かけて編集したのに全く見てもらえない」
など頑張りが評価されずに思い悩むかもしれませんが、継続して動画投稿し続ける強い気持ちを持ってください。
表に出さないだけで、人気のゆっくり実況者も同じ道を通ってきています。
頑張れば報われるとは限りませんが、頑張り続けることはゆっくり実況において編集技術よりも大切なものだと思います。
人気のゆっくり実況の動画時間を見ていただくとわかりますが、ほとんどの方が10分以内に収めています。
あまりに長い動画だと最後まで見てもらえない可能性があるためです。
現在の主流はカット編集とテンポの良さです。カットをたくさん入れてテンポの良い動画にしていきましょう。
キャラが沈黙する時間をとにかく減らし、ひたすら喋り続けるよう心がけましょう。
先日話題になった「DJ社長さんの好きなことで生きていく」の動画を是非一度は見てみてください。
内容はもちろん、動画編集にもかなり力を入れています。
特にカット編集を多用して、マシンガントークのような動画になっています。
動画時間40分という大作ですが、コメント蘭では「あっという間の40分だった」というコメントが多く見受けられますね。
現在の流行はこのようなテンポの良い動画です。是非実践してみてください。
ユーチューバーや人気実況者の動画を見て、編集技術を学びましょう。
普段なんとなく見ている動画でも、よく分析してみると様々な工夫が施されていることがわかるはずです。
サムネイルの色合いや効果音のタイミング、OP・EDなど勉強するのが大切です。
頑張って編集した動画が全く再生されなくても、めげずに続けてみてください。
どんな人気実況者でも最初はみんな無名です。そこから諦めずに動画を投稿し続けた結果、人気になった人がほとんどのはずです。
努力せずに結果を出せる人はめったにいません。
いたとしてもそれは世間的には「天才」と呼ばれるごく一部の特殊な人たちです。
人気になりたいなら、とにかくまずは動画を上げ続ける努力をしましょう。
手を止めたらそこで試合終了です。
この話は別の記事でより詳しく触れています。
作る側の立場になると、まれに批判されることがあります。
「下手くそ」
「チラシの裏でやれ」
などといった心無いコメントを貰うことがあるかもしれません。
動画の低評価で落ち込むこともあると思います。
しかし、チャンネル登録者700万人超えのヒカキンさんでさえ誹謗中傷を受けたりしています。
あれだけ炎上に気をつけているプロフェッショナルの方でも批判は来ます。
なので誰からも批判されない、嫌われないということは実質不可能だとあらかじめ心がけておく必要があります。
批判を受ける覚悟、そして気にしないことが大切です。
炎上は短期的にはアクセスを稼げるかも知れませんが、長期的なイメージではマイナスになるものだと私は考えています。
意図的な炎上は避けるようにしましょう。
どんなに面白い動画を作っても、みんなに知られてなければそもそも意味がありません。
活動の初期はとにかく知名度が足りないので、まずはみんなに名前を知ってもらいたいところですよね。
SNSでバズる(人気が出る)と、一気に再生回数やチャンネル登録者数の増加を狙えたりします。
動画投稿用のtwitterアカウントなど是非検討してみてください。
自分のYouTubeチャンネルやニコニコ動画のマイページに集客するためには、動画を作っていることをアピールしていくことが大事です。
自分のコンテンツを自分で広告することもマーケティングの重要な要素ですね。
まとめと管理人一言
・音声合成ソフト
・動画編集ソフト(Aviutl)
・キャプチャソフト(PS4やパソコン、スマホ)
・気合
・動画の録画(作業時間20分)
・動画の編集(最低でも3時間)
・エンコード(容量の圧縮)
・動画投稿
ゆっくり実況の製作はかなり大変です。
それだけに継続して動画を投稿し続ければ誰にだって人気になれるチャンスがある分野でもあります。
自分の代わりに喋らせるというのは非常に面白い作業なので、是非チャレンジしてみてください。