フロムソフトウェアのいわゆる「ソウルシリーズ」は難易度が高いことでも有名ですよね。
私はこれまでフロム作品の中だと、
ソウルシリーズクリア済み作品
- デモンズソウル(PS3版・PS5版)
- ダークソウル1・3
- ブラッドボーン
- SEKIRO
をそれぞれクリアまでプレイしたので、これらのゲームの難易度を独断と偏見で紹介したいと思います。
分野ごとに分けると、
- ボス戦が1番難しいのはSEKIRO
- 序盤が1番難しいのはデモンズソウル
- 道中が1番難しいのはブラッドボーン
という感じで、結論はSEKIROが1番難しいかなと感じました。
正直これに関しては自身が初めて触れた作品が1番難しい印象があるかと思いますが、今回はSEKIROが1番難しかったと思う理由を紹介したいと思います。
今回はSEKIROがダントツで難しいと思う理由を紹介します。
目次(もくじ)
デモンズソウルはPS5版で印象が変わった
この記事を書いた時はデモンズソウルがめちゃめちゃ難しかった思い出が正直ありました。
SEKIRO=デモンズソウル>ブラッドボーン>ダークソウル
私はPS3版デモンズソウルが1番死んだ思い出があり、特に最序盤のボーレタリア王城1だけで数十回単位で死亡したのを今でも強く覚えています。
ただ最近発売されたPS5版デモンズソウルのリメイク作品で5年ぶりぐらいに触れたところ、SEKIRO・ダークソウルなどでより鍛えられたのか、難易度的にはよく考えると他のソウルシリーズよりも優しいのかなと思うように。
最序盤の高難易度理由
- 初見トラップ
- 体力の少なさ
- 回復アイテムの枯渇
- 敵の強さ
- プレイヤーの操作不慣れ
- マルチでの協力プレイ不可
など最初の壁の高さはブラッドボーン同様随一ですが、ここを攻略できればクリアまでは正直何とかなるんじゃないかなと思っています。
ダークソウルとは違い、ソウルを貯めに貯めて回復アイテムを大量に集めてのごり押しが出来るのもデモンズソウルならではですよね。
今考えると思い出補正があったかなというのもふまえて、現状の難易度比較は
SEKIRO>ブラッドボーン>ダークソウル>デモンズソウル
かなと個人的には思っています。以下SEKIROが最も難しいと思った理由を紹介していきます。
SEKIROはオンライン不可の1人用ゲームなのでムズイ
これまでのフロム作品はマルチ要素というものもかなり評価されていました。
味方同士で協力プレイをしたり、敵同士で対人戦をしたりというシステム。
過去のソウルシリーズも難しい難しいと言われてきましたが、実はマルチプレイをすることで攻略の難易度を下げることが可能でした。
しかし、今回のSEKIROは完全1人用ゲーム。
対人戦はおろか味方との協力プレイも出来ません。
そのため、「過去のソウルシリーズでは味方に助っ人に来てもらって攻略してきた」という方はSEKIROで間違いなく大苦戦します。
今作は孤独にひたすらトライ&エラーしていくのが攻略する上で必須かと。
マルチが好きでソウルシリーズにハマっていたという方は、SEKIROが合わない可能性すらあるかと思います。
SEKIROは相手の攻撃パターンを覚える必要アリ
↓はSEKIROのボス戦動画です
SEKIROの新要素として「体幹」なるものが存在します。
体幹はいわばスタミナ的要素。
自分と相手にそれぞれ体幹があり、相手の体幹ゲージをMAXにすることで致命の一撃(=忍殺)を決めることが出来ます。
ボス戦では相手のHPを削るというよりかは、相手の体幹を崩すのが主な攻略方法になってきます。
そして、体幹を崩すにはジャストタイミングでガードしなければなりません。
要するにSEKIROのボス戦では相手の攻撃パターンを把握し、タイミングよくガードをするという行為が戦闘の重要ポイントに。
過去のシリーズでいう「パリィ」を全くしなかった方にとっては厳しい戦いになるかもしれません。
ごり押しでは決して勝てないのがSEKIROが難しいといわれる由縁といったでしょうか。
SEKIROはレベルを上げて物理で殴ることができない
過去のソウルシリーズの場合、レベルを上げることでボス攻略を楽にすることも可能でした。
「経験値稼ぎをして体力と筋力にどんどん振っていけば何とかなる」的な思考。
しかし、SEKIROはキャラのレベルは存在しません。
一応SEKIROでは、
・数珠玉を4つ集めることで最大HPを増やす
・瓢箪の種(=エストのかけら)を集めることで回復回数(=エスト瓶)を増やす
ことは可能です。
また、武器は刀メインですし、武器の強化や変質はほとんど出来ません(スキルの習得は可)
ただ、どちらも簡単に増やせるような代物ではないため、プレイヤー全員がほぼ同じような最大HP・回復アイテム数でボスに挑むことになります。
「自分は回避が下手だからHPを多めにしたい」
「火力特化で一気にケリをつけたい」
「防御力を上げてごり押し」
とかはSEKIROだと当然出来ません。
キャラのステータス振りよりも、プレイヤースキルがめちゃくちゃ重要視されます。
SEKIROはボス戦が特に難易度高め
SEKIROは道中はそこまで難しくありません。
雑魚敵は簡単にスルーすることも出来ますし、初見殺しのようなトラップもあまり見当たりません。
むしろ道中は自由気ままに移動でき、過去シリーズでは最高の自由度があります。
城の屋根に昇って本当の忍者のごとく走り回ることも可能です。
道中の自由さと快適度はSEKIROが随一で間違いないでしょう。
SEKIROが激ムズといわれるのはボスや中ボスの強さによるもの。
・次のエリアに進むため
・最大HPを上げるため
・回復アイテムの上限を増やすため(=エストのかけら)
上記のような時にはボスや中ボスを倒す必要があります。
このボスが非常にやっかい。
ボスの火力は高く、1撃で即死級の技もあります。
ボスの普通の攻撃も3発でダウンするぐらい痛いです。
しかも、防御力の底上げはほとんど出来ませんし、最大HPや回復アイテムを増やす機会は数えるほどししかありません。
つまり、ボス戦では過去最高レベルに死にゲーとなっています。
試行錯誤しながらボスで何度もゲームオーバーになるのは当たり前ですので、ゲームオーバーでやる気がなくなる方は無暗に手を出さない方が良いでしょう。
ただ難易度の面さえ何とかなれば、今年の最高傑作候補になりえるかと思います。
私自身今年購入したゲームソフトの中でSEKIROが1番ナイスなゲームでした。
興味のある方はYouTubeなどでプレイ動画を見てみるのもいいかもしれませんね。