2019年3月22日に発売したフロムソフトウェアのSEKIRO(せきろ・せきろう)
Amazonのレビューを見ると、「難しすぎてクリア出来ないので★いくつです」みたいな評価が結構あります。
このゲーム、私からするとたくさんやり込まないと良さが分からないゲームだと思っています。
クリアした方のレビューというのがなかなか少ないので、当ブログで詳しく感想を紹介します。
YouTubeにラスボスを倒した動画もUPしています(※ネタバレ注意)
目次(もくじ)
最初に結論から【SEKIROの特徴】
- 神ゲー
- 死にゲー
- 折れない心が必要
- 3分の1以上はクリア出来できず投げそうな高難易度ゲー
結論は神ゲーだけど難易度が高いのでかなり人を選ぶゲーム。
私は死神ゲーと名付けました。
まず初めにみなさんが1番気になるのはゲームの難易度かと思います。
難易度は私がこれまでやってきたゲームの中でもトップクラスの難しさ。
アクションゲームに慣れてない方はクリアできない可能性すらあります。
クリアできないかもな理由
何故クリアできないかというと、救済措置がないため。
何十回ゲームオーバーになっても、
・相手が一時的に弱くなる
・自分が一時的に強くなる
・ボス攻略のためのヒントがもらえる
・ボスを倒した扱いになって先へ進める
なんてことは当然ありません。
プレイヤースキルが非常に重視されているゲームシステムです。
自分で試行錯誤し、相手の行動パターンを把握し、適切な選択を取り続けるという作業がクリアする上では必須。
良い意味でも悪い意味でも容赦のないゲームと言えます。
SEKIROの難易度について詳しく
めちゃくちゃ難しいです。
私はフロムソフトウェアの過去作である【デモンズソウル・ダークソウル・ブラッドボーン】をクリアまでやり込んでいますが、それでもかなり苦戦しました。
過去のソウルシリーズよりも圧倒的に難しいです。
ゲームオーバーはもはや当たり前。
何度も試行錯誤して死にながら相手の攻撃パターンをひたすら覚える必要があります。
「クリアできるか不安だな」という方は安易に手を出さない方が良いでしょう。
どこが難しいのか
SEKIROのどこが難しいかというとボス(中ボスも)戦。
これはプレイヤー全員が満場一致になると思います。
道中の敵はそこまで強くないですし、スルーして一気に駆け抜けることも可能です。
ただし、エリアのチェックポイントには基本的にボス(中ボスも)が存在し、そのボスを倒さないと先に進めないというよくあるシステムとなっています。
このボス戦が非常に手ごわく、どうしてもボスが倒せずにクリアを諦めてしまうという方が多いです。
ボスが強すぎて心が折れるというパターン。
ボス戦について
ボス戦では相手のHPを無くすというよりも、相手の体幹を削りきることが勝利するコツ。
体幹を削るためにはタイミングよくガードをしなければなりません。
タイミングよくガードをするには相手の攻撃パターンを完全に把握している必要があります。
といった感じで、ボス戦で初回で勝てることはほとんどありません。
何度もボスに挑み、敗北し、心折れずに再度挑戦するといったメンタル面がクリアする上で必須。
ごり押しはもちろん通用しませんので、しっかり考えて行動を選択していくことになります。
SEKIROの良い点
私はSEKIROに大満足です。
良いところを上げるとキリがないので、以下箇条書きで軽く紹介します。
・忍者のようにマップを走り回れる
・侍のようにチャンバラできる
・フロム作品の中でもストーリーがわかりやすい
・お城がかなり作り込まれていて戦国時代感は高め
・魅力あるボスが多い
・メタルギアやラストオブアスのようなステルス要素
以下は特に良かった点です。
納得のいく死因が多い
今作は100回単位でゲームオーバーになりましたが、納得のいく負け方が多かったです。
SEKIROでのゲームオーバーは基本ボス戦。
過去のソウルシリーズだと落下死や初見殺しのトラップといった、
みたいな謎の死が多くありました(笑)
しかし、SEKIROの死因はボス戦での【自分の実力不足・認識不足・回復不足】がほとんど。そのため、
みたいに、次に活かせる死に方がたくさん出来るのはSEKIROの良いところかと。
ボスを倒した時の達成感が半端ない
1番の良さはこれ。
SKEIROのボス戦はめちゃくちゃ難しいですが、何度も対戦して相手の攻撃を全て見極められるようになるとしっかり勝利できます。
何十回もリトライしてようやくボスを倒せた際はリアルでガッツポーズするぐらい、達成感があります。
ここまでの達成感はPS4ゲームの中で間違いなく最高級。
私はこの達成感が好きなのでフロムの作品が好きですし、SEKIROも発売日に購入しました。
ステージからの落下は即死ではない
過去のフロム作品での有名な死因の1つに落下死があります。
ダークソウルやブラッドボーンでは落下=大ダメージや即死級でして、落下でのゲームオーバーは割りと頻繁にあることでした。
しかし、SEKIROではステージから落下しても【体力の5分の2ほどのダメージですぐにリスタート】が可能。
SEKIROでは鉤縄を使って城を文字通り飛び回るので、よく落下しがちな私には結構ありがたいシステムでした。
SEKIROの悪い点
主に次回作への要望的な感じです。
体験版がなかった
Amazonのレビューを見ると、「難しすぎて投げた」という評価がかなりの割合を占めています。
これがもしもPS4で誰でも気軽にチャレンジできる体験版があったならば、興味あったけど難しかったから製品版は買わないことにしたという層も出てきたのではないでしょうか。
今作はマルチやレベル上げによるごり押しは出来ません。
1人用プレイというのもあり、体験版はあっても良かったかと。
もしくはパッケージに【※このゲームは高難易度です】という表記があったら面白かったかなと思います。
メイン武器は刀一本
一応サブウェポンとして、
・手裏剣
・火薬
・斧
などを使用することも出来ますが、基本はほとんど刀での戦闘です。
刀でガードし、刀で攻撃がメイン。
刀の中でも短刀(ダガー)や長刀(物干し竿)があったらボス戦でも適宜活かせそうな感じはありました。
刀の他にもメイン武器にできるものがあったら面白かったかも(そうなるとゲームバランスが難しいというのもありますが…)
ぶっちゃけクリアしないとSEKIROの本当の良さはわからないと思っています。
SEKIROはやればやれば(=死ねば死ぬほど)楽しめるスルメゲー。
クリアできない可能性は十分あるので、気軽におすすめとは言えませんが興味のある方はよく調べてみて下さい。