「ゲームのプレイ動画をYouTubeに投稿してみたい」
という場合に便利なのが、シェアファクトリーという動画編集ソフトになります。
無料で利用できる上に、PS4だけで動画の録画→編集→投稿が出来るのが特徴です。
今回の記事では動画編集初心者の方がYouTubeで動画投稿するために覚えることとして、
- シェアファクトリーのダウンロード方法
- 基本操作の説明
- 最初におぼえておきたい機能
を以下で詳しく紹介していきます。
編集機能を実際に使っている様子も動画化しているので、良かったらご覧ください。
目次(もくじ)
シェアファクトリー(SHAREfactory)
シェアファクトリーはPS4でダウンロードできる無料の動画編集ソフト。
主に以下のような機能が使用できます。
- 動画を切り貼りして、テンポを良くする
- 複数の動画を組み合わせる
- 音楽を入れる
- 字幕を入れる
- オープニング・エンディングを作る
これらの機能を使って、例えば実況動画やモンタージュ動画の作成することが可能です。
オープニングやエンディングなどはテンプレがあるので、誰でも簡単にかっこいい動画が作れるようになっています。
シェアファクトリーの使い方
シェアファクトリーの公式ヘルプが搭載されており、編集中いつでもチェックできます。
分からないことがあったらその都度ヘルプを参考にしていきましょう。
ただ、↓画像を見ると分かりますが、ヘルプで見るべき箇所が多すぎるのが現状です。
一度にたくさんの情報を与えられても何だか頭が混乱しちゃいそうですよね。
「どこから手を付けたらいいかわからない」
「やっぱり難しそう」
と戸惑うことになってしまうかもしれません。
そこで今回の記事では、初心者でも出来る基本的な操作と良く使う機能にはより具体的に紹介していきます。
まずはダウンロード方法から紹介します。
まずはシェアファクトリーのダウンロードとゲームの録画をしよう
シェアファクトリーを使って動画投稿したい場合の大まかな手順は以下の通りです。
- シェアファクトリーのダウンロード
- ゲームの録画(シェアボタンから)
- 動画の編集(シェアファクトリー)
- シェア(YouTubeやTwitterに投稿)
【検索】やホーム画面からシェアファクトリーをダウンロードすることが可能です。
無料アプリなので、余計な費用は一切かかりません。
詳しくは別途記事にしていますので、そちらからご覧いただけると嬉しいです。
もちろん編集するための動画がないと作業できないので、まずは動画を録画しましょう。
PS4のシェア機能を使って動画を撮影します。
この操作ですが、PS4では非常に簡単。
録画時間の長さの変更はシェアボタンの【シェアとブロードキャストの設定】という項目から変更可能です。
シェアファクトリーで録画した動画を編集しよう
実際にシェアファクトリーで編集してみた動画がこちら。
シェアファクトリーの編集風景を無言で垂れ流し【SHAREfactoryの使い方】 https://t.co/Rs6jm33xsX @YouTubeさんから
— めらにっく (@melanic2828) 2018年4月13日
それでは動画編集にあたり、最初におぼえておきたい機能をいくつか紹介していきます。
動画の最初と最後をトリミング(=切り取り)出来る機能です。
「15分動画を撮ったけど最後の部分だけ使用したい」という時にクリップのトリミングを使用します。
動画の真ん中をカットしたい場合はクリップのトリミングではなく、【クリップの分割】→【クリップの削除】でカットできます。
動画を分割できます。
カット、倍速機能、テキストのタイミング調整、トランジションなどの編集の際には、動画のクリップを分割していきましょう。
トランジション(場面の移り変わりの演出効果のことです)を入れたい場合は、このクリップ分割を利用してみて下さい。
後は倍速機能の際に多用することになります。
例えば、↓動画のように【クリップの分割・複製・倍速】を組み合わせると、良くTVで観るような強調した演出も可能です。
あえて同じクリップを繰り返す演出ができます。使い方は↑動画の通りです。
強調したい場面や奇跡的な見どころで、同じクリップを繰り返し見せたいときにクリップの複製を使用します。
クリップの動画速度を2倍速にしたり、2分の1倍速にしたりできます。
クリップ全体の速さを変えてしまうので、早くしたり遅くしたいところだけ、【クリップの分割】→【タイムベンダー】を設定してみてください。
タイムベンダーはクリップの分割と合わせて使用する機能ということ頭の片隅に入れておいてください。
【編集オーバーレイ】項目から追加できます。編集オーバーレイはコントローラーの■ボタンを押すことで選択できます。
テキストの色や位置、サイズ、アニメーションを変更できます。
文字の回転も出来るので、サムネイルの文字はななめにするのも面白いですね。
トランジションと組み合わせることもでき、テキストの演出がよりおしゃれになります。
2018年現在、文字の大きさは3種類しか選べないのがシェアファクトリーの難点ですね。ただこれはのちにアップデートで改善される可能性もあると思います。
トランジションはシーンの切り替え演出のことです。
クリップの削除をすると、クリップとクリップの間が不自然なつながりになってしまいますよね。
これをより自然なつながりにするのがトランジションです。
パワーポイントのアニメーションと似ているので、なんとなく想像がつくかもしれませんね。
カットした部分を上手くごまかすことで、テンポの良い動画になります。
クリップをカットしたら、その度にトランジションを追加してみてください。
あらかじめデフォルトで用意されている音楽を追加したりすることができます。
モンタージュ(格好良いシーン集まとめ動画)を作る場合は是非。
その他USBメモリーから自分の好きな音楽を取り込むことができます。その場合は【USBストレージ機器からのインポート】を選択してください。
以下、USBメモリーを利用してPS4にデータを移す際の手順を紹介します。
USBメモリーから音楽を取り込む際の手順と注意点
USBメモリー経由で音楽を取り込みたい場合、いくつか注意点があります。
まずはフォルダの構成について。
【USBメモリー】→【SHAREfactory】→【Music】→【MP3ファイル】
という構成にする必要があります。
画像で詳しく解説します。
まずはUSBメモリーに【SHAREfactory】という新しいフォルダを作成します。
その後、【SHAREfactory】フォルダの中に【Music】フォルダを作成します。
【Music】フォルダの中にシェアファクトリーに移したい音楽をMP3形式で 取り込みます。
この際、音楽ファイルはMP3がおすすめです
後はシェアファクトリー上で【ミュージック追加】→【USBストレージ機器からのインポート】を選択することで音楽の取り込みが可能です。
ミュージック同様、写真もUSBメモリー経由でインポートすることができます。
インポート=USBメモリーからPS4のシェアファクトリー内に取り込むこと。
例えばパソコンでサムネイル用の画像を作って、それをサムネイルに持ってくることもできます。
動画のサムネイルをシェアファクトリーで作る方法
シェアファクトリーでは動画のサムネイルも一応作成することができます。
サムネイル=その動画をアピールする画像のこと。
↓こんな感じのやつですね。
【オーバーレイ】からテキストを入れて画像の上に文字を入れるとよりサムネイルっぽくなります。
【プロジェクトのセーブ】は動画の保存。
【ギャラリーへエクスポート】を押すと、エンコードが始まります。この作業が終わると動画のアップロードが可能になります。
ここでシェアしても良いですし、後で【キャプチャギャラリー】からアップロードすることも出来ます。
ただ、ぶっちゃけるとシェアファクトリーでサムネイルを作るのは手間がかかる上に限界があります。
まとめと管理人一言
動画編集は難しいイメージがありますが、想像よりも簡単ですし結構楽しいものです。
特にシェアファクトリーは初心者でも直感的に扱えるような易しい設定になっています。
オプションボタンを押すことで公式のヘルプを見ることができるので、そちらも参考にしながら動画を編集していきましょう。
PS4だけで動画の録画、編集、投稿がまとめて出来る点は素晴らしいですね。
また、シェアファクトリーを通じて動画編集に興味を持ったという方は本格的動画編集ソフトへの移行が正直おすすめです。
シェアファクトリーよりもさらに細かい編集が可能なので、動画編集を本気でやりたい方は以下のソフトもぜひ検討してみて下さい。
- Aviutl(無料の動画編集ソフト、vtuberやゆっくり実況の方が使っているイメージ)
- Final Cut Pro(Appleの動画編集ソフト、有料、マックを使っているYouTuberが好むイメージ)
- Adobe premier pro(Adobeの動画編集ソフト、有料、仕事としてプロが使うイメージ)
また、当ブログではAviutlについての記事をたくさん投稿しています。無料でかなりの高機能な編集ができるので興味のある方はぜひ記事だけでも見てみて下さい。
また今回はシェアファクトリーで出来ることやメリットなどを紹介しましたが、中には他の動画編集ソフトでは当然できることがシェアファクトリーでできなかったりもします。
その辺について別途記事も書いているのでよければぜひ。