楽天ポイントを利用した投資サービスは、
- 楽天証券のポイント投資
- 楽天ポイントクラブ内のサービスである「疑似ポイント運用」
の2つが存在します。
前者の楽天証券のポイント投資はポイントで実際の投資信託が購入できる本格的な運用です。
それに対し、後者の楽天ポイントクラブを利用した疑似ポイント運用は楽天証券とはまた別の簡易的な疑似運用サービスとなっています。
今回は後者の楽天ポイントクラブのポイント運用を実際に1か月利用してみて感じたメリットやデメリットを紹介します。
目次(もくじ)
楽天ポイントクラブの疑似ポイント運用について
楽天ポイントクラブのポイント運用はいわゆるお手軽な疑似体験サービスとなっています。
PCからは楽天ポイントクラブ公式サイトより運用可能です。
アプリの場合はアプリストアにて「楽天」と検索すると出てくる楽天ポイントクラブアプリをダウンロードすると運用が始められます(↓画像)
楽天ポイントクラブのポイント運用は、証券会社に口座を開いていなくてもポイント運用ができるのが最大の特徴です。
という方向け。
楽天ポイントさえあれば、100ポイントから疑似運用が可能です。
運用の際にはアクティブコースとバランスコースの2つのコースが存在します。
アクティブコースはポイントの増減が激しい
アクティブコースは「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」に連動しています。
株重視のため、後述のバランスコースよりもポイントの増減が激しくなるというのが特徴です。
バランスコースはより安定的な動きが特徴
バランスコースは「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債権重視型)」に連動します。
債権は株に比べると日々の値動きが少なく、より安定的な動きでポイントが増減するのが特徴です。
「1ポイントたりとも失いたくない」という方はそもそも運用サービスを利用しない方が賢明かと。
実際に1か月間3300ポイント運用してみた実体験
アプリの場合は↓画面の「ポイント運用」から運用をスタートすることが可能です。
実際に運用してみました。
- 期間は1か月
- 運用ポイントは3300ポイント
- コースはアクティブコース
GW前の2019年4月中旬に購入し、この記事を書いている現在はGW明けの2019年5月15日です。
1か月の運用益はマイナス3.4%なので、およそ100ポイントが減るという結果に。
GW明けに中国とアメリカの関税うんたらかんたらの影響があり、令和明けから株価が下がっているのが主な原因だと思います。
リスクの大きいアクティブコースでGW明けに結構世界的に株価が下がっていましたが、全然許容できる範囲の減小なのでひとまずセーフ。
逆に言うと、株が高騰してもそこまでポイントが増える訳でもなさそうな感じはします
とりあえず利益がプラスになるまでは放置しておこうかなと思います。
後日プラスになったら楽天ポイントして引き出す予定です。
楽天ポイントクラブのポイント運用のメリット
実際に試してみたわかったメリットとデメリットを以下でまとめていきます。
まずは3つのメリットから。
楽天証券の口座を開いていなくてもポイント運用が可能
「証券口座を開くのは何だかちょっと怖いな」という方でも、楽天ポイントがあればポイント運用を試してみることができます。
また、100ポイントから気軽に始められますので、「損するのが怖い」という方でも
手数料が無料
ポイントの追加や引き出しの際には手数料は発生しません。
A.サービスの手数料は発生しません。
100ポイントから気軽に運用できる
投資とか運用と聞くと何だか壮大なイメージがありますが、楽天ポイントが100ポイントあればとりあえずチャレンジしてみることが可能です。
100ポイントで運用した場合はだいたい+-5ポイント程度の増減に収まると思われます。
デメリットは主に2つ
主に改善して欲しいなと感じた点です。
期間限定の楽天ポイントは運用できない
これが個人的には1番残念な点です。
楽天ポイントは期間限定のポイントが結構貯まりがちなため、期間限定の楽天ポイントを運用に回せたらいいなと思います。
Q.期間限定ポイントや、提携サービスから交換した通常ポイントは運用できますか
A.運用できるポイントは、「通常ポイント」のみとなります。(提携サービスから交換した通常ポイントは除く)
期間限定ポイントは運用できませんのでご注意ください。
引用ポイント運用 by 楽天PointClubについて
コースの選択肢が2択だけ
前述した通り、楽天ポイントクラブのポイント運用は
- アクティブコース
【楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)】 - バランスコース
【楽天・インデックス・バランス・ファンド(債権重視型)】
のどちらかのみという2択となっています。
例えばこのほかに、
- 日経平均に連動したコース
- TOPIXに連動したコース
などがあれば運用に回してみたかったなという思いは正直あります。
結論【あくまで簡易的な投資経験ができるサービス】
私の結論としては、「証券口座を開いたことがない方で、とりあえずポイント運用を試してみたい方向け」というものです。
PCやスマホのアプリからお手軽にポイントが運用でき、投資初心者の入り口には優れたサービスに。
少額のポイントで運用を疑似体験するには最適のサービスなのではないでしょうか。
ただ、楽天証券口座を既に持っている方は無理に利用するほどのサービスでないことも事実かと。
私の場合は既に楽天証券の口座を作っており、今回のポイント運用よりも投資信託を楽天ポイントで購入する方が満足できるという結論に至りました。
これからは、つみたてNISAにて「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の購入に楽天ポイントを最優先で消費することになりそうです。