「iPadのセルラータイプを購入して格安SIM(音声通話SIM)を指し、iPhoneなしで生活してみよう」
と何となく思ったことがあります。
が、これが意外と不便。
iPhoneにはiPhoneの良さが、iPadにはiPadの良さがそれぞれあり、どちらも捨てがたいものとなっています。
以下では、iPhoneとiPadの両方を使ってみて分かった違いを紹介します。
目次(もくじ)
iPadでは電話や2段階認証が不便
私はiPad mini5(2019)のセルラータイプ(※)を所持しています。
「iPadに音声通話SIMを指せば、iPhoneなくてもいいんじゃね?」と思って実際に試したところ、電話機能とSMSでの2段階認証の壁が予想以上の大きかったです。
iPadと電話について
iPadでは、LINEでの無料通話やスカイプでの通話は可能ですが、080(090)の自分の電話番号を用いた電話は出来ないようです。
簡単に言うと、↓の電話アプリがiPadには見当たりません。
なので、自分の携帯番号を使った電話をしたい場合は結局のところiPhoneかAndroidのスマホでということになります。
SMSでの2段階認証について
最近のアプリはセキュリティ強化のため、ログイン時に【2段階認証】を用いるものも多いですよね。
- SMSで認証番号が発行される
- 電話番号宛てに一時的な専用パスワードを自動通話で教えてくれる
などはiPhoneで当然のように対処できます(↓画像)
が、iPadだとどうやらSMSを受信できないようです。
音声通話SIMを4か月ほど入れていても、iPadだとSMSが一切来ていません(↓画像)
例えば、
- PayPayのログイン
- Amazonのログイン
などはスマホがないとそもそもログインできないかと思われます。
なのでiPadを購入したからといって、すぐにスマホを処分するのはやめておきましょう。
iPhoneには音声通話SIM、iPadにはデータ専用SIMが向いている
以上の通り、iPadに音声通話SIMを入れるのは正直そこまでメリットはありません。
結局のところ電話やSMSが出来ないため。
iPhoneと全く同じイメージでiPadを使用しようとすると、意外と困る点があるのに気づきました。
もしもiPadのセルラータイプを購入する予定の方は、今まで使っていた音声通話SIMをiPadに入れるのではなく、新規にデータ専用SIMを契約するのが個人的にはおすすめ。
音声通話SIMよりもデータ専用SIMの方が安く契約できます。
iPadは専門的な使い方が向いてる端末
ここまでiPadの不便な点をいくつか書きましたが、やはりそれでもiPadにはiPadの魅力が存分にあります。
実際に使ってみた感じでは、「iPadはスマホの大きい版というよりも、パソコンの小さい版」というのがしっくりきています。
- ノートパソコンを持ち運ぶのに苦労している
- 文字を大量に打つ作業をする
- イラストを描く仕事をしている
という方にとっては非常に重宝する端末。
iPadは専門的な周辺機器が充実している
キーボードやペンなどのiPad専用機器はやはり魅力的。
※iPad miniではスマートキーボードが使えず、私は別のBluetoothキーボードを使用しています
iPadの画面の大きさが最高に良い
iPadを購入する前までは、
と思っていました。が、今では逆に
となりました(笑)
画面の大きさと性能(スペック)の良さが最高でして、もしも端末が壊れたらすぐに買い直すレベルに愛用しています。
例えば私の場合は以下の用途にiPad miniを使用中。
- ゲームアプリ
- ブラウジング
- YouTube
- kindle版の読書
- プライムミュージック
- プライムビデオ
- ブログの更新
- 株取引
- LINE・Twitter
- メルカリ・ヤフオク
- iTunes
- お絵かき
最後にまとめ。
・iPadをiPhoneの代わりとして使おうとすると意外と不便な点もありますが、iPadならではの良さもあるので、2台持ちでも十分に満足できています。
・iPadのセルラータイプに音声通話SIMを入れるのはおすすめできず、新規にデータ専用SIMを契約するか、WiFIタイプにするかよく検討するのが良いでしょう。
・絵を描いたりブログを更新したりなど専門的な作業をする場合、iPadの満足度は非常に高いと思います。